逆指値は、指定した価格条件に達したときに注文を出す仕組みです。指値・成行との違いを理解し、損切りにも新規の売買にも使える一方、指定した価格での約定が保証されない点を確認します。
指値・成行・逆指値の違い
指値は価格の限度を指定する注文です。買いなら指定価格以下、売りなら指定価格以上での成立を求めます。成行は価格の限度を指定しない注文で、表示価格からずれて約定する場合があります。逆指値は価格条件をきっかけに注文を有効にするもので、トリガー価格と約定価格を区別します。
逆指値の条件到達後に成行とするか指値とするかは、商品や提供会社の仕様によります。成行なら価格のずれ、指値なら成立しない可能性を確認してください。
逆指値の売り・買いの計算例
計算例:ドル円を150円で保有し、148円へ下がったら売る条件を置くのが売りの逆指値の例です。相場が飛んだ場合、148円で約定できるとは限りません。逆に152円を上回ったら新たに買う、という条件にも逆指値を使うことがあります。
いずれも架空の価格で、売買を勧める水準ではありません。買いの条件と売りの条件で、判定に使う売値・買値が違う場合もあるため、注文画面の説明を確認します。
同時注文・損切りと注文が成立しない場合
利食いの指値と損切りの逆指値を組み合わせ、一方が成立すると他方を取り消すOCOなどの方式があります。対応する注文方式や名称は提供会社によって異なります。注文数量、期限、取消し条件、部分約定後の扱いを確認してください。
指値が価格に届かなかった場合は成立しないまま期限を迎えることがあります。逆指値でも相場の急変や流動性低下で損失が想定を超える可能性があります。注文を出したことと約定したことを分けて確認しましょう。
初心者が注文前に確かめること
- 銘柄、売買方向、新規か決済か、数量を確認する。
- 価格の限度とトリガーのどちらを入力しているか確認する。
- 注文期限と同時注文の取消し条件を確認する。
- 約定履歴で価格と数量を確認し、未約定注文も見直す。
指値と成行のどちらが常に得という決まりはありません。価格の限度を守りたいのか、成立を優先したいのかで条件が違います。ローソク足のサインと注文方法は別の判断として扱います。
指値の入力・優先順位・SORの確認
買い指値・売り指値を入力する順序
- 銘柄コードを確認し、新規か決済か、買いか売りかを選ぶ。
- 株数と指値価格を入力する。買い指値はその価格以下、売り指値はその価格以上が条件となる。
- 注文期限・市場指定かSORか・口座区分を確認する。
- 概算金額と手数料を確認して発注する。
- 注文照会で受付・未約定・部分約定・失効・約定済みの状態を確認する。
成行と指値の優先・同時注文
取引所の一般的な成立原則では、成行が指値より優先され、指値は価格、同価格では時間などが関係します。板寄せ・ザラバ・ストップ配分などで扱いが異なるため、単に早く出せば必ず成立するとは考えないでください。利食い指値と損切り逆指値を同時に置く場合はOCO等への対応と、一方の成立時の他方の取消し条件を確認します。
SOR指定・逆指値の誤解
SORは複数の取引市場等の気配を比較して注文の取次ぎ先を選ぶ仕組みです。比較対象・注文種別・時間帯・執行方針は証券会社により異なります。「逆指数」は注文文脈では「逆指値」の誤記の可能性がありますが、注文画面の正式名を確認します。損切りの逆指値が発動した後に反発しても、それだけで意図的に「刈られた」とは断定できません。

