為替のニュースやFXの解説、掲示板の投稿には、専門用語がたくさん出てきます。この為替の用語集では、初心者の方がよく目にする53の用語を「基本用語」「取引の用語」「金利・政策」「指標・データ」の4つに分けて、できるだけ短く解説しています。
くわしい解説記事がある用語には、関連する記事へのリンクを付けています。数値や制度は変わることがあるため、取引の前には各FX会社の説明書や公的機関の情報もあわせて確認してください。
基本用語
- ローソク足
一定期間の始値・高値・安値・終値を1本にまとめた表示。実体とヒゲから期間内の値幅を読む。
ローソク足- 移動平均線
一定本数の価格の平均をつないだ線。期間や計算方法によって反応が変わる。
移動平均線- 為替レート
異なる2つの通貨を交換するときの比率。「1ドル=150円」のように、一方の通貨1単位がもう一方の通貨でいくらかを表す。
ドル円レート- 外国為替市場
通貨が売買される市場。株式のような特定の取引所はなく、世界中の銀行などが相対で取引し、平日はほぼ24時間動いている。
通貨ペアの特徴とボラティリティ- 円高
円の価値がほかの通貨に対して上がること。1ドル=150円から140円になるのは円高・ドル安。輸入品が安くなる一方、輸出企業の円換算の売上は減りやすい。
円高・円安をわかりやすく解説- 円安
円の価値がほかの通貨に対して下がること。1ドル=150円から160円になるのは円安・ドル高。海外旅行や輸入品の円での費用が増えやすい。
円高・円安をわかりやすく解説- 通貨ペア
取引する2つの通貨の組み合わせ。「USD/JPY」なら左の米ドル1単位が右の円でいくらかを示す。
通貨ペアの特徴とボラティリティ- クロス円
米ドル以外の通貨と円の通貨ペア。ユーロ円、ポンド円、豪ドル円など。
主要通貨のレート- ドルストレート
米ドルを含む通貨ペア。ドル円やユーロドルなど。
通貨ペアの特徴とボラティリティ- 基軸通貨
国際的な取引や決済、各国の外貨準備で中心的に使われる通貨。一般に米ドルを指す。通貨ペアの左側の通貨を指して使われることもある。
- 仲値(TTM)
銀行が顧客との外貨取引の基準として毎日決めるレート。外貨を買うときのTTS、外貨を売るときのTTBは、仲値に手数料を加減して決まる。
ドルを円に変えるタイミング- 為替リスク
為替レートの変動によって、外貨建て資産の円換算額などが変わるリスク。
円建て・ドル建てと為替リスク- 為替ヘッジ
為替予約などを使って、為替変動の影響を抑える仕組み。通貨間の金利差などに応じたコストがかかることがある。
為替ヘッジあり・なし- 購買力平価
同じモノは各国で同じ価格になるはずという考え方から、物価の比率で為替レートの水準を考える理論。
購買力平価とドル円- 外貨準備
政府や中央銀行が保有する外貨建ての資産。為替介入の原資などに使われる。
日本の外貨準備高
取引の用語
- FX(外国為替証拠金取引)
証拠金を預けて、その何倍もの金額の通貨を売買する取引。少額で大きな取引ができる反面、大きな損失を被る危険もある。
- 証拠金
FX取引のためにFX会社に預ける担保のお金。個人の取引では、取引額の4%以上の証拠金が必要とされている。
スワップポイントとは- レバレッジ
取引額が証拠金の何倍かを示す数字。個人のFX取引では、必要な証拠金が取引額の4%以上のため、最大でおよそ25倍になる。
スワップポイントとは- ロスカット
損失が一定の水準に達したときに、ポジションを自動的に決済して損失の拡大を防ぐ仕組み。急変時には証拠金を上回る損失が出ることもある。
- 証拠金維持率
必要な証拠金に対して、評価損益を含めた資産がどれだけあるかを示す割合。この割合が基準を下回るとロスカットなどの対象になる。
- マージンコール
証拠金維持率が一定の水準を下回ったときに、FX会社が出す警告。基準や名称は会社ごとに異なる。
- ポジション(建玉)
売買して保有している状態の取引。まだ決済していないもの。
ドル円のポジション動向- ロング・ショート
ロングは買いポジション、ショートは売りポジション。「ドル円をロング」はドルを買って円を売っている状態。
ドル円のポジション動向- スプレッド
同じ時点の売値と買値の差。実質的な取引コストの一つで、急変時には広がることがある。
- pips(ピップス)
為替レートの値動きを表す単位。ドル円などの円の通貨ペアでは、0.01円(1銭)を1pipsとすることが多い。
- スワップポイント
2つの通貨の金利差に相当する金額。ポジションを翌日に持ち越すと受け取りまたは支払いが発生し、金額は日々変わる。
スワップポイントとは- ロールオーバー
ポジションを翌日以降に繰り越すこと。この際にスワップポイントが発生する。
スワップポイントとは- 成行注文
価格を指定せず、その時点の価格で売買する注文。
- 指値注文
「この価格以下で買う」「この価格以上で売る」と、今より有利な価格を指定する注文。
- 逆指値注文
「この価格以上になったら買う」「この価格以下になったら売る」と指定する注文。損失を限定する目的でよく使われる。
- 取引所FX・店頭FX
取引所FXは取引所(東京金融取引所の「くりっく365」など)を通す取引、店頭FXはFX会社と顧客が直接取引する形式。
ドル円のポジション動向
金利・政策
- 政策金利
中央銀行が金融政策で誘導する短期の金利。日本では無担保コールレート(オーバーナイト物)、米国ではフェデラルファンド金利が代表例。
金利と為替の関係- 長期金利
10年物国債の利回りなど、期間の長い金利。中央銀行が直接決めるのではなく、債券市場の売買で日々決まる。
金利と為替の関係- 金利差
2つの国の金利の差。ドル円では日米の金利差が注目され、為替の方向やスワップポイントの大きさに影響する。
金利と為替の関係- キャリートレード
金利の低い通貨で資金を調達し、金利の高い通貨で運用して金利差を得ようとする取引。為替変動で金利収入以上の損失が出ることもある。
金利と為替の関係- 利上げ・利下げ
中央銀行が政策金利を引き上げる(利上げ)、引き下げる(利下げ)こと。市場の予想との違いが為替に影響しやすい。
金利と為替の関係- 金融政策決定会合
日本銀行が金融政策を決める会合。年8回開かれる。
経済カレンダー- FOMC(連邦公開市場委員会)
米国の金融政策を決める会合。定例会合は年8回開かれる。
経済カレンダー- 物価安定の目標
日本銀行が掲げる、消費者物価の前年比上昇率2%という目標。
インフレと為替の関係- インフレ(インフレーション)
モノやサービスの値段が全体として上がり続けること。通貨の購買力が下がることを意味し、金利や為替にも影響する。
インフレと為替の関係- 為替介入
通貨当局が為替相場の急激な変動を抑えるために通貨を売買すること。日本では財務大臣の権限で実施され、日本銀行が代理人として実務を行う。
日本の外貨準備高
指標・データ
- 経済指標
景気や物価、雇用などの状況を示す統計。発表内容が予想と違うと為替が大きく動くことがある。
経済指標の見方- 米雇用統計
米国の雇用者数や失業率などを示す統計。米国の景気や金融政策を占う材料として注目度が高い。
経済カレンダー- 消費者物価指数(CPI)
消費者が買うモノやサービスの価格の動きを示す指数。インフレの度合いを測る代表的な指標。
インフレと為替の関係- GDP(国内総生産)
一定期間に国内で生み出されたモノやサービスの付加価値の合計。経済規模や景気の勢いを示す。
経済指標の見方- 参照レート
公的機関などが一定の時刻に公表する基準となるレート。当サイトでは欧州中央銀行(ECB)が1日1回公表する参照レートを使っている。取引用のリアルタイムのレートではない。
ドル円レート- 通貨強弱
複数の通貨について、ほかの通貨に対してどれだけ上昇・下落したかを比べ、強い順・弱い順に並べたもの。
通貨強弱- ボラティリティ
価格の変動の大きさ。日々の変化率のばらつきを年率に換算した「年率ボラティリティ」がよく使われる。
通貨ペアの特徴とボラティリティ- ローソク足
一定期間の始値・高値・安値・終値を1本の図形で表すチャートの表示方法。
- テクニカル分析
過去の価格や取引量のパターンから、相場の傾向を分析する方法。移動平均線などの指標を使う。
通貨強弱インジケーター- ファンダメンタルズ
金利、物価、景気、国際収支など、通貨の価値に影響する経済の基礎的な条件。
経済指標の見方- COTレポート(IMM通貨先物ポジション)
米商品先物取引委員会(CFTC)が毎週公表する先物市場の建玉の内訳。火曜日時点のデータが金曜日に公表される。
ドル円のポジション動向- 売買比率
FX会社などが公表する、顧客の買いポジションと売りポジションの割合。その会社の顧客に限ったデータである点に注意。
ドル円のポジション動向

