移動平均線は、一定本数の価格の平均をつないだ線です。計算方法、5日・25日・200日などの期間設定、乖離率、ゴールデンクロス・デッドクロスの意味を整理します。
単純移動平均線・指数平滑・加重平均の違い
単純移動平均線(SMA)は直近の終値などを同じ重みで平均します。計算例:終値100、102、104の3本なら平均は102です。次の終値106を加えると、古い100を外して平均は104になります。指数平滑移動平均線(EMA)や加重移動平均線(WMA)は直近の値により大きな重みを置く方式です。ハル移動平均線も加重平均などを加工する指標で、方式の違う線は同じ期間でも一致しません。
5日・25日・75日・200日の設定と考え方
株の日足では5日・25日・75日など、長期を見る場合は200日などの期間が使われます。ここでいう日はデータの本数です。週足の25本は25週間、5分足の25本は125分の足に対応します。短い期間ほど価格に近く、長い期間ほど変化がなだらかになりやすいという違いがあります。
3本表示する場合も短期・中期・長期という役割を先に決めます。「最強」「おすすめ」という設定をそのまま採用せず、対象と時間足、終値を使うかを揃えましょう。200日線を表示したい場合は、日足でSMAの期間を200と設定し、必要な過去データが読み込まれているか確認します。
ゴールデンクロス・デッドクロスとは
短期線が長期線を下から上へ抜けるのがゴールデンクロス、上から下へ抜けるのがデッドクロスです。すでに起きた価格変化を平均した結果なので、サインの後に逆方向へ動くこともあります。デッドクロス後に上がる場合も、定義が間違っているわけではありません。
レンジでは交差が繰り返されます。線の傾き、長期の方向、価格の位置を併せて観察し、特定の勝率を一般化しないようにしましょう。このページは交差の仕組みの解説で、当日の発生銘柄一覧ではありません。
25日移動平均線乖離率の計算
乖離率=(価格−移動平均値)÷移動平均値×100です。計算例:価格110、25日平均100ならプラス10%、価格90ならマイナス10%です。基準の平均値がゼロの場合はこの式で計算できません。
乖離が大きくても直ちに平均へ戻るとは限りません。銘柄ごと、相場環境ごとに普段の変動幅が異なります。乖離率だけで買い時・売り時を決めず、ローソク足の四本値と支持・抵抗の位置も確認します。
デッドクロス銘柄・乖離率ランキングを確認する
銘柄を一覧で探す場合は、株価ランキングと指標フィルターの確認方法をご覧ください。移動平均の種類・期間・時間足を揃え、未確定足のクロスを確定したサインと混同しないようにします。リアルタイムの日本株スクリーニングは、対応する配信元で確認する必要があります。
無料で200日移動平均線を描く
無料のCSVチャート・分析ツールでは、読み込んだ終値から20本・200本の単純移動平均を計算して、ローソク足に重ねられます。日足を昇順で200本以上読み込めば200日移動平均に相当します。分足なら200本の分足平均であり、200日ではありません。必要な本数がない区間には線を描きません。
価格は利用権限のあるCSVを用意してください。配信元の分割調整や終値の定義も確認します。架空サンプルは8本のため、200本の線は表示されません。

