チャートパターンは、多数のローソク足が作る山・谷・持ち合いの形です。ダブルトップ、ダブルボトム、三尊、三角持ち合い、フラッグを、完成前と完成後に分けて読みます。
ダブルトップ・ダブルボトムと三尊
ダブルトップは近い水準の2つの山、ダブルボトム(二番底)は2つの谷です。山や谷の間の折り返し価格をネックラインとして観察します。2つ目の山や谷ができた段階で完成とせず、ネックラインを越えたか、足の終値で確認するかを事前に決めます。
三尊は中央が高い3つの山、逆三尊は中央が低い3つの谷です。肩の高さや間隔は実例では揃わないため、都合よく形を当てはめないようにします。線を引く前に、どの高値・安値を採用するかを固定します。
三角持ち合い・フラッグとだまし
三角持ち合いは、高値と安値を結ぶ範囲が狭くなる状態です。フラッグは急な動きの後、小さな傾斜した範囲で推移する形です。下降フラッグも名称だけで方向を断定せず、直前の流れと持ち合いの傾きを区別します。範囲を一時的に越えて戻るだましもあります。
完成後に戻ってきた値動きはリターンムーブと呼ばれます。必ず戻るわけではなく、戻った後に再び範囲内へ入り込む場合もあります。突破した瞬間の足と確定後の足を混同しないようにしましょう。
下値支持線・上値抵抗線の引き方
下値支持線(サポートライン)は下落が止まった価格付近、上値抵抗線(レジスタンスライン)は上昇が止まった価格付近を目安にします。1点の価格だけでなく、複数の反応がある帯として観察できます。どの時間足で何回反応したかを書き添えると、後から確認しやすくなります。
支持が割れた後に抵抗へ変わることもありますが、常にそうなるわけではありません。ヒゲの突破と終値の突破を区別し、ルールに沿って記録します。上位足と下位足の関係も確認しましょう。
窓開け・窓埋めとパターンの限界
窓は隣り合う足の間で価格帯が途切れる状態です。株の寄り付きなどで前の取引時間帯から価格が離れることがあり、上方の窓はギャップアップ(GU)、下方はギャップダウンと呼ばれます。窓埋めはその価格帯へ戻る動きで、いつか必ず埋まるという保証はありません。
チャートの形は将来の値幅や買い時を確定しません。株とFXで取引時間や出来高の意味も違います。検証条件と失敗例の記録を組み合わせ、完成した形だけを選んで勝率を計算しないようにしましょう。
カップウィズハンドルの見方
カップウィズハンドルは、丸みを帯びた谷で前の高値付近まで戻った後、比較的小さな持ち合いを作る形です。谷をカップ、最後の持ち合いをハンドルと呼びます。右側がまだ形成中の段階で完成と決めず、どの水準を上抜いたら完成と扱うかを事前に定めます。
谷の深さや期間の基準は分析方法で異なります。後からきれいに見える事例だけを選ばず、突破後に戻った失敗例も集めます。出来高が使える市場ではその変化も観察できますが、特定の形から将来の上昇を保証することはできません。

