チャートの基礎を学ぶ

ローソク足パターン一覧

ローソク足パターンは、1本の形と複数本の組み合わせに分けて整理できます。代表的な16項目の一覧から、包み足・はらみ線・明星や酒田五法の違いを学びます。

ローソク足パターンは、1本の形と複数本の組み合わせに分けて整理できます。代表的な16項目の一覧から、包み足・はらみ線・明星や酒田五法の違いを学びます。

ローソク足16種類・組み合わせの一覧表

以下は学習用に16項目へ整理したもので、唯一の公式分類ではありません。単独の形と組み合わせを含み、別名を同じ項目にまとめています。株でもFXでも形の定義と出現位置を併せて読みます。

陽線・陰線、十字線、包み足、はらみ線、明星など16項目のローソク足模式図
学習用の模式図です。赤を陽線、青を陰線として表示し、実際の価格や売買成績は表していません。首吊り線などは直前の上昇・下落と併せて判断します。
名前形確認点
大陽線長い陽の実体上昇の値幅が大きいが、次の上昇は未確定
大陰線長い陰の実体下落後の売り追随には反発リスク
陽の丸坊主上下ヒゲのない陽線始値が安値、終値が高値
陰の丸坊主上下ヒゲのない陰線始値が高値、終値が安値
コマ小さな実体低い変動や迷いを区別する
十字線始値と終値がほぼ同じ途中の往復幅はヒゲで読む
トンボ実体が小さく下ヒゲが長い安値から戻して終えている
トウバ実体が小さく上ヒゲが長い高値から押し戻されている
ハンマー・トンカチ小さな実体と長い下ヒゲ下落後か上昇後かで解釈が変わる
首吊り線上昇後の長い下ヒゲの足次の足の弱さまで確認
逆ハンマー下落後の長い上ヒゲの足反発の継続は別途確認
包み足(つつみ足)後の実体が前の実体を包む陽の包みと陰の包みを区別
はらみ線(はらみ足)後の実体が前の実体の内側値幅全体の内包とは区別
明けの明星下落後の陰線・小実体・陽線3本目の戻りと位置を確認
宵の明星上昇後の陽線・小実体・陰線3本目の下落と位置を確認
赤三兵・黒三兵同じ方向の足が3本続く高値・安値と実体の推移も確認

ローソク足パターン一覧PDFをダウンロードできます。表を印刷して、実際の足と照らし合わせる学習用資料です。

包み足・はらみ足・かぶせ線の違い

包み足(英語でengulfing)は、後の実体が前の実体を包む組み合わせです。はらみ線はその逆で、後の実体が前の実体の内側に収まります。高値・安値まで内包するインサイドバーや外包するアウトサイドバーとは判定基準が異なります。「含み足」という表記を見ても、実体とヒゲのどちらを比較しているか確認しましょう。

かぶせ線は、上昇後の陽線に続き、高く始まった陰線が先行する陽線の実体へ深く入り込む組み合わせです。行き違い線は反対色の足が近い始値から別方向に伸びる形として説明されます。名称より始値・終値の位置関係を優先して読みます。

酒田五法:三山・三川・三空・三兵・三法

酒田五法は三山、三川、三空、三兵、三法の5つのまとまりで相場を捉える伝統的な考え方です。三山は高値を複数回試す動き、三川は底や転換の組み合わせ、三空は窓が続く動き、三兵は同方向の連続した足、三法は流れの途中の休止と再開を観察します。

赤三兵や明けの明星が現れても、その後の上昇が保証されるわけではありません。窓の出方は市場や時間足で変わり、FXの連続的な取引時間では株の日足と同じ頻度で現れるとは限りません。

上昇・下落・天井・反転サインの使い分け

安値圏の陽の包み足と高値圏の陰の包み足は、反転を観察する候補が違います。ただし「底」「天井」は後から分かるため、事前には支持帯・抵抗帯と照らし合わせる必要があります。出現直後に飛びつかず、足の確定、次の高値・安値、見立てが崩れる価格を記録します。

三尊・ダブルトップ・フラッグは多数の足で作る価格構造です。チャートパターンの一覧と完成条件で別に整理しています。形の傾向を調べたい場合はパターンの検証方法を参照してください。

参考資料

記事内容の誤りに気づいた場合は、お問い合わせからお知らせください。本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。