相場の仕組みを学ぶ

騰落レシオとは

騰落レシオは、一定期間の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数を比べる指標です。日経平均の値動きとは異なる、市場の広がりや地合いを読む情報として、対象市場と期間を揃えて確認します。

騰落レシオは、一定期間の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数を比べる指標です。日経平均の値動きとは異なる、市場の広がりや地合いを読む情報として、対象市場と期間を揃えて確認します。

騰落レシオの計算方法

一般的な計算は、期間内の値上がり銘柄数の合計÷値下がり銘柄数の合計×100です。計算例:上昇銘柄数の合計が3,000、下落が2,000なら150%です。日ごとの比率を平均した値と、期間合計の比率は一致するとは限りません。

期間や対象市場の違う系列を混ぜないことが重要です。分母がゼロの場合は通常の式では計算できません。「暴落レシオ」「当落レシオ」と表記された検索でも、実際には騰落レシオを指しているかを確認してください。

目安・過熱感と地合い

100%を超える場合は、集計期間中の値上がり銘柄数が値下がりを上回っています。高い水準を過熱、低い水準を売られすぎの材料として見ることがありますが、その水準に達したら必ず反転するとは限りません。

地合いは、市場の取引の活発さや上がりやすさなどをまとめて表す言葉です。騰落レシオ、出来高、業種の広がり、指数の動きなどを分けて確認すると、印象だけの判断を減らせます。

日経平均が上がっても値下がり銘柄が多い理由

指数は採用銘柄と計算方法による重みを持ちます。一部の寄与の大きい銘柄の上昇で指数が上がっても、多くの銘柄は下がることがあります。騰落レシオや値上がり・値下がり銘柄数は、その違いを観察するための別の尺度です。

指数の構成と、銘柄数の集計対象が一致しているとも限りません。市場再編や上場・廃止で対象銘柄が変わる場合にも注意します。

現在の数値・チャートを確認するとき

公表元の対象市場、採用期間、基準日、算出方法を確認します。リアルタイムの値動きから作る参考値と、取引終了後に確定する銘柄数の集計を区別してください。異なるサービスの数値が違うときは、先にこの条件を照合します。

個別銘柄の値動き一覧や価格・出来高の指標と併せて見られます。騰落レシオだけを根拠に買い時や売り時を確定しないようにしましょう。

参考資料

記事内容の誤りに気づいた場合は、お問い合わせからお知らせください。本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。