相場の仕組みを学ぶ

割安株の見つけ方

割安株は株価の数字が小さい株とは異なります。PER・PBRなどを利益・純資産と比べ、業績、負債、成長性、流動性から評価します。低位株・ボロ株・バリュー株の呼び名も整理します。

割安株は株価の数字が小さい株とは異なります。PER・PBRなどを利益・純資産と比べ、業績、負債、成長性、流動性から評価します。低位株・ボロ株・バリュー株の呼び名も整理します。

PER・PBRで何を比較するのか

PERは株価÷1株当たり利益、PBRは株価÷1株当たり純資産です。計算例:株価1,000円、1株利益100円ならPER10倍、1株純資産800円ならPBR1.25倍です。予想利益と実績利益ではPERが変わるため、計算基準を揃えます。

低い倍率でも、利益の減少や一時的な特別利益、資産の回収可能性などが関係する場合があります。赤字や債務超過などでは単純な倍率比較が有効でないこともあります。業種が違う企業の倍率を一律に比べないようにしましょう。

低位株・超低位株は割安株と同じか

低位株は1株当たりの価格が低い株を指す通称で、何円以下かに唯一の基準があるわけではありません。ボロ株という呼び名も事業の価値を定義する公式分類ではありません。10円以下などの価格条件だけで、財務の安全性や利益成長は分かりません。

小さい値動きでも変動率が大きくなりやすく、板の薄さや取引のしにくさにも注意が必要です。業績好調という説明では、その期間、利益の持続性、発行株式数の変化まで確認します。

バリュー株・グロース株・出遅れ株

バリュー株は利益や資産などに比べて価格が低いと評価される株、グロース株は将来の成長への期待が大きい株として使われます。どちらも将来の利益が期待を下回ることがあります。テンバガーは結果として価格が大きく上がった株の呼び名で、事前に確定する条件ではありません。

出遅れは、比較対象より上昇が遅いという相対的な表現です。上がらない理由が一時的なのか構造的なのかを確認し、低迷しているという理由だけで将来の上昇を決めつけないようにします。

スクリーニング後に確認する資料

  1. PER・PBRの実績/予想、連結/単体、更新時点を確認する。
  2. 同業他社と収益性・負債・キャッシュフローを比べる。
  3. 決算の一時要因、増資や株式分割の影響を確認する。
  4. 出来高・板・売買単位を確認する。

ランキングは候補の絞り込みであって購入の指示ではありません。株式一覧と指標フィルターや、JPXの規模別・業種別の参考倍率を利用できます。

参考資料

記事内容の誤りに気づいた場合は、お問い合わせからお知らせください。本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。