一目均衡表は、転換線・基準線・先行スパン・遅行スパンから価格の位置と流れを読む指標です。線の計算と表示位置を分けて理解し、雲や三役好転を過信しないようにします。
転換線・基準線の計算
転換線は一定期間の最高値と最安値の中間、基準線はより長い期間の最高値と最安値の中間です。一般的な設定はそれぞれ9期間・26期間です。終値の平均を使う通常の移動平均線とは異なります。計算例:期間内の高値110、安値100なら中間値は105です。
先行スパン・遅行スパンと雲
先行スパン1は転換線と基準線の中間、先行スパン2はより長い期間の高値・安値の中間を、先の位置へずらして描きます。両者の間が雲です。遅行スパンは現在の終値を過去の位置へずらして描くものです。表示を先へ動かしていても、未来の価格を使っているわけではありません。
設定の期間と表示のずらし幅を確認してください。雲の上・中・下という位置は観察材料ですが、雲の厚さだけで反発の強さを断定できません。
三役好転・三役逆転の意味
三役好転は、転換線が基準線を上回る、遅行スパンが価格を上回る、価格が雲を上抜く、という複数の状態を併せて見る考え方です。三役逆転は逆方向の状態です。各条件が同じ足で発生するとは限りません。どの時点で条件が揃ったと扱うかを決めて記録します。
一目均衡表は意味がない?未確定足に注意
指標は過去の価格を一定の方式で整理したもので、サイン通りの値動きを保証しません。レンジで交差が続く場合や、未確定足で雲を抜けた後に戻る場合もあります。検証では、表示のずらし方のために未来の情報が混入していないか確認します。

