チャートの基礎を学ぶ

MACDとは

MACDは、期間の異なる移動平均の差から価格の勢いを観察する指標です。MACD線・シグナル線・ヒストグラムの役割を分けて読み、交差と将来の値動きを混同しないようにします。

MACDは、期間の異なる移動平均の差から価格の勢いを観察する指標です。MACD線・シグナル線・ヒストグラムの役割を分けて読み、交差と将来の値動きを混同しないようにします。

MACDの計算と基本設定

一般的な構成は短期EMA−長期EMAをMACD線とし、その平滑化した値をシグナル線とします。ヒストグラムはMACD線−シグナル線です。TradingViewの一般的な設定例は短期12、長期26、シグナル9ですが、方式や価格ソースを変更できるため設定を確認します。

計算例:短期EMA105、長期EMA102ならMACDは3。シグナルが2ならヒストグラムは1です。株価そのものが3という意味ではありません。RSIのように0〜100に固定された尺度でもありません。

シグナルとの交差・ゼロラインの違い

MACDがシグナルを上抜ける交差と、MACDがゼロを上抜ける動きは別です。前者はMACDとその平均の関係、後者は短期と長期の移動平均の関係を表します。マイナス圏で上向いた場合も、長期平均を短期平均が上回ったとは限りません。

ヒストグラムが小さくなるのは線同士の差が縮んでいる状態です。価格の上昇・下落の方向とは区別して観察します。直近の未確定足では交差が消えることもあります。

MACDだけで勝てるか・だましの注意

移動平均を使うため、転換後に反応する遅れがあります。レンジでは交差が何度も起き、取引コストが積み重なる場合があります。クロスだけで利益を断定せず、価格の高値・安値と相場環境を確認してください。

株とFXで検証するときの手順

時間足、EMAの期間、売買条件、撤退条件を固定して記録します。MACDの数値の大きさは銘柄の価格水準に影響されるため、別銘柄の数値をそのまま強弱ランキングとして比べないようにしましょう。

移動平均線の計算を理解したうえで、検証の期待値と費用を確認できます。

参考資料

記事内容の誤りに気づいた場合は、お問い合わせからお知らせください。本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。