相場の仕組みを学ぶ

株の板・気配値の見方

株の板は価格ごとの売り注文・買い注文の数量を示します。気配値は成立済みの株価と異なり、注文は変更・取消しもあるため、歩み値や出来高と分けて読みます。

株の板は価格ごとの売り注文・買い注文の数量を示します。気配値は成立済みの株価と異なり、注文は変更・取消しもあるため、歩み値や出来高と分けて読みます。

板の価格・数量と売り気配・買い気配

一般的な板では、価格の列を挟んで売り数量と買い数量を表示します。最も低い売り価格と最も高い買い価格の差が、取引を待つ注文の間隔です。買気配株数・売気配株数はその価格で待つ数量で、すでに取引が成立した出来高ではありません。

例えば売りが1,010円に200株、買いが1,000円に300株なら、表示された2つの気配には10円の差があります。この板だけでは次の約定価格を断定できません。数量が多い価格も、注文の取消しや新規注文で変わります。

寄り付き前の板・板寄せとザラバ

寄り付きや引けなどでは注文を集めて成立価格を決める板寄せ方式が使われます。取引時間中に注文を順次突き合わせるザラバ方式とは扱いが違います。寄り前の予想される価格や数量は、その後の注文で変わるため、必ずその価格で始まるとは限りません。

成行注文や、成立価格に対して有利な指値注文の扱いは、JPXの板寄せ条件を確認します。板の表示にある「前」などの記号は、画面ごとに意味が異なることがあるため、証券会社の凡例も必要です。

特別買い気配・特別売り気配と複数気配

買いと売りの数量が偏り、すぐに通常の価格で成立させられない場合には特別気配などが表示されます。「特買い」だから必ず上昇し続ける、売り気配だから必ず底になる、という意味ではありません。連続約定気配や売買停止も、通常の板表示とは区別しましょう。

複数気配では複数の価格帯の注文を見られますが、画面の範囲外の注文や、後から入る注文は分かりません。市場全体の注文情報が無制限に見えると考えず、表示範囲と更新頻度を確認します。

歩み値・出来高と一緒に読む手順

歩み値は約定の時刻・価格・数量などの履歴です。板は未成立の注文、歩み値は成立した取引、出来高は取引数量の集計という違いがあります。板の厚さだけで参加者の意図や将来の価格を特定しないことが大切です。

  1. 最良売り・最良買いと差を確認する。
  2. 気配か約定値か、更新時刻はいつかを確認する。
  3. 歩み値で実際の約定価格・数量を見る。
  4. 特別気配や停止の表示がないか確認する。

実際のリアルタイム板は、取引所データを提供する証券会社の画面で確認してください。出来高の基本や値幅制限と未成立注文も学べます。

参考資料

記事内容の誤りに気づいた場合は、お問い合わせからお知らせください。本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。